第5回院長ブログ

葛根湯

寒くなりましたね。風邪をひいてるかたも多いのではないでしょうか?

さて、風邪のひき始めには葛根湯!と昔からよく聞きますが、一般的には総合感冒薬などを処方されることが多いようです。

当院では葛根湯を処方することも多いですが、葛根湯は風邪症候群=ウイルス性気道感染症に対する症状緩和効果が化学的にも証明されています。

葛根湯はウイルスの上気道感染時にIL-12、INFγといった物質の産生を増強し感染防御能力を高め、ウイルス増殖抑制と炎症の軽症化といった作用を有しています。また、葛根湯は、免疫の経路においてIL-1αの産生抑制に働き、発熱といった全身炎症反応の抑制能力も有しています。

こんな話を聞くと葛根湯が今までよりよく効くような気がしませんか?総合感冒薬などと組み合わせるといいかもしれませんね。

これから寒くなりますが、みなさん風邪引かないよう、体を大切にお過ごしください。では、さようなら。

長崎県佐世保市木風町1451-1
医療法人かえで 溝口内科・呼吸器内科