こんにちは(^^)
先日、待合室にあるご『ご意見箱』に、こんな質問が入っていました。

↓ ↓ ↓

「サラダ油を取りすぎると、認知症になるという話を聞いたことがありますが本当でしょうか。」

ご家庭でよく使われているサラダ油、取りすぎると体にどういった影響があるのか、当院の栄養士に聞いてみました!

 

 

(当院栄養士より)

認知症がなぜ起きるかは、まだ研究段階で色々な説があるようです。一説によれば、生活習慣が一因だとも言われております。

例えば、高血圧の人は認知症になりやすいというデータや糖尿病の人がアルツハイマー型認知症になりやすいとも言われています。

さて、サラダ油と認知症の関係についてですが、一般的なサラダ油には、リノール酸というn-6系の不飽和脂肪酸が含まれています。

また、サラダ油などの植物油を搾る際には、好ましくない臭いを取る為、高温で熱処理を行う脱臭という工程があります。

サラダ油に多く含まれるリノール酸は、高温加熱すると神経細胞を破壊する物質が増加します。その為、脳の委縮につながり、サラダ油の過剰摂取が認知症発症に関係しているのではと言われています。

リノール酸は体内では合成できない必須脂肪酸ですが、過剰摂取は認知症だけでなく、動脈硬化、脳梗塞、肺炎、アレルギーなど体に悪影響を及ぼすことも懸念されています。やはり、サラダ油の過剰摂取はおすすめできません。

サラダ油は市販品や加工食品などあらゆるものに使用されています。サラダ油を全く摂取しないのは難しいと思いますので、過剰摂取を避け、自宅で使用する油をオリーブオイルやごま油、えごま油などに変えるなど、意識して見直してみるのも良いかもしれません。

食生活や運動不足など生活習慣を見直すことが認知症予防につながっていきます。

 

との事でした(^O^)
何かわからない事や、他にも詳しく説明を受けたい方は、栄養指導も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください♪

 

長崎県佐世保市木風町1451-2
医療法人かえで 溝口内科・呼吸器内科