呼吸器内科の主な診療について
咳、痰、息切れなどの呼吸器症状、胸部画像異常のある方は気軽にご相談ください。慢性咳嗽(咳喘息など)、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、非結核性抗酸菌症などの呼吸器疾患を専門的に診断治療させていただきます。喘息に関しては、月に数百もの患者様を診療させていただいております。吸入ステロイド薬が治療の中心ですが、当院では多くの種類の吸入ステロイド薬が使用可能であり、患者様個人に合わせた投薬を考えていきます。また、喘息に関連してアレルギー性鼻炎・花粉症などの治療も行っております。
こんな症状でお悩みの方
症状が当てはまる方はご相談下さい。呼吸器専門医が診療します。
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長期間咳が止まらない
8週間以上持続する咳嗽の原因の一番は咳喘息と言われております。当院では長引く咳の治療もアレルギー性疾患(アトピック咳嗽、喉頭アレルギー)、胃食道逆流症、副鼻腔気管支症候群などの鑑別を行いつつ診断治療を行います。
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息をすると、時々ヒューヒュー、ゼーゼーする
呼吸をした時に、詰まったような感じでヒューヒュー、ゼーゼーする時は空気の通り道である気道が細くなり聞こえてくるようになります。このような症状が現れた際は気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)である可能性があります。
当院では、多くの種類の吸入ステロイド薬を取り扱っておりますので、患者様に合わせた投薬を行います。 -
階段を昇るなどちょっとした運動で息切れがする
ちょとした運動で息切れがする場合、肺の機能が弱ってきているサインかもしれません。
身体を動かすと酸素をより多く摂取しようとしますが、肺や心臓の動きが弱いと、体中に十分な酸素を回すことが出来ない為、今まで大丈夫だったちょっとした運動でも息切れを起こすようになります。COPD(慢性閉塞性肺疾患)の場合、このような症状が顕著に現れます。考えもしない病気が見つかることもありますので、早めにご来院頂き検査・治療を行って下さい。
呼吸器疾患について
慢性咳嗽(咳喘息など)
慢性咳嗽とは8週間以上持続する咳のことです。原因としては咳喘息、副鼻腔気管支症候群、後鼻漏症候群、アトピック咳嗽、胃食道逆流症、慢性気管支炎(喫煙)などが考えられます。いずれも診断に苦慮することが多く、一般鎮咳薬では改善しないことが多いです。風邪でもないのに咳がとまらない等、咳でお困りの方はご相談ください。
気管支喘息
気管支喘息とは繰り返し起こる、咳や痰、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューなど)、呼吸困難などを主な症状としています。運動、感冒、気象変化、アレルゲン暴露、ストレスが引き金となることが多いです。喘息は治る病気とはいえませんが、多くの方は適切な治療により日常生活に支障なく生活することが可能になっています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
いわゆる肺気腫、慢性気管支炎のことで、慢性的な咳、痰、息切れが主な症状です。喫煙の関与が強く、喫煙歴の長い(1日20本20年間以上)方は、一度は精査(呼吸機能検査+胸部CT)をお勧めします。COPDは肺の生活習慣病であり、進行すると健康寿命が短くなり、さまざまな合併症を起こしますので早めの検査、禁煙が大切です。
非結核性抗酸菌症
非結核性抗酸菌症とは中年女性に好発する、結核ではない抗酸菌による感染症です。咳や痰・血痰を主な症状としますが、基本進行はゆっくりで、無自覚の方も多い病気です。中年に女性に多いことが一つの特徴ですので、中年女性で気になる方は検査(喀痰検査、血液検査、胸部CT検査)をお勧めします。